ちらしのうら

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心理学部を目指していたわたしが、逆転裁判をプレイして法学部に入学した話

 

 

 

馬鹿なの?って思ったでしょ??

そうなんです。誰に言っても馬鹿なの?って言われます。

いやでもちょっと待って、ちょっと聞いて!!

 

 

スラムダンク読んでバスケ部入るみたいな感じ

 

 

さて突然ではありますが、大好きな作品に出会って進む道が変わったという方、多いのではないでしょうか。方向転換まではいかずとも、選択肢が増えた、新しい分野に興味を持ったなど、少なからず影響は受けたかと思います。

 

わたしが小学生の頃に「ヒカルの碁」がアニメ化したのですが、その流れで囲碁を始めた友人が何人かいました。小学生が自発的に囲碁を始めるってすごいことですよね。

わたしの兄も例にもれず、リカちゃん人形で女の子らしい遊びをしているわたしに「囲碁やろうぜ!」と碁盤片手に突撃してきました。過去最高にテンションの高い兄でした。

わたし達兄妹は「難しいー楽しいー」止まりでしたが、中には棋士になられた方もいらしゃいます。新聞で取り上げられていた覚えがあるので、やっぱり衝撃的ですよね。

 

兄の周りにはスラムダンクの影響でバスケ部がたくさんいたそうです。兄もバスケ部でした。影響されすぎや。

 

ね!?意外とあるでしょ!?それがたまたま大学受験前だっただけなんだよお!!

 

囲碁を早々に諦め、スポーツはアタックNo.1を読んでからやらないと決めたわたしにも、方向転換をするきっかけとなった作品があります。

 

それが6月に最新作が発売され、アニメ化もしました「逆転裁判」です。

 

 

逆転裁判とは?

 

 

逆転裁判』(ぎゃくてんさいばん)は、カプコンの法廷バトルアドベンチャーゲーム及びシリーズ名。

本作品は「法廷バトル」と呼ばれるジャンルを生み出したゲームである(広義では「アドベンチャー」であるとされる)。弁護士である主人公を操作し、無実の罪に問われている被告人を裁判で無罪にすることがゲームの目的。弁護する事件は主に殺人事件となっている。

ゲームは、移動と会話を繰り返して、次の裁判の為の情報・証拠品を集める「探偵パート」と、そこで得た証拠を武器に、依頼人である被告人の弁護を行う「法廷パート」に分かれている。法廷においては、自分の手元にある入手した情報や証拠品、または検察側から提出された証拠品とつきあわせつつ、証人達の証言を聞き、「尋問」においてその中にある事実と食い違う部分、つまり「ムジュン(矛盾)」を探し追及するのが、このゲームシステムにおける原則となっている。また、多くのムジュン点を暴いていくことで事件の「真相」を徐々に明らかにしていき、依頼人の無実及び無罪を立証するのが最大の目的である。

逆転裁判 - Wikipedia

 

 

ほぼほぼ有罪の被告人を弁護して無罪に導くゲームですね。

 

高校一年の夏が暇すぎて、ゲームしよう!と思ってショップを見たら置いてありました。

 

「裁判?法律か…難しいの苦手だなあ」って思ってました。でもシリーズが続くほどの人気だし、パッケージのキャラクターは今風で手に取りやすかったので、一作目を恐々やってみたんです。 

方向転換をする羽目になるとも知らずに!!

 

プレイしてみて、まず

 

こんな裁判があるか 

 

って思いました。

当たり前ですが逆転裁判の世界のお話なので、現実ではない制度が導入されていたり裁判長が木槌をばんばん打ち付けたりとあり得ないことがたくさん起こります。

 

そしてプレイヤーですら「こいつ絶対犯人じゃーん」と思う被告人を弁護するわけです。無理があるよ!という主張もいつのまにか通ってるんだよね…なんでかな…。

主人公の成歩堂くんは無罪を信じ通すことを武器としています。格好良いですね。

信じてるからきっとまだ見つけてない証拠もあるはずだと証拠探しも自分でやっちゃうんだよね。おい弁護士!!

 

初めこそ逆転裁判の世界観に驚きましたが、ゲームはすごく楽しい。難しい法律用語も出てこないし(むしろ出てこなさすぎる)、一話でお話が完結するのも好きでした。

 

 

 

法学部っていいよね

 

 

わたしが心理学部を目指していたのは、カウンセラーになりたかったからなんです。

ただ中学生の時にお世話になったカウンセラーのお姉さんが格好良かったからという理由でしたが、4年間変わらずに思っていたことでした。

 

他の分野に興味がなかったかというとそうでもなく、大学について調べていれば気になる学部はいくつかありました。

でもほとんど「なんか難しそう」とどうしようもない理由でろくに調べもしませんでした。馬鹿だなあと本当に思います。

もちろん法学部も同じでした。

 

それを、この逆転裁判のはちゃめちゃ具合が、いい意味でハードルを下げてくれました。

 

2、3とプレイしていくうちに、「この行為はどういう罪に問われるのかな?」「もし有罪になったら懲役何年くらいになるのかな?」と気になり始めました。

逆転裁判で取り扱うのは殺人事件だったので、刑法に興味を持ったんですね。この興味は学部に入ってからも薄れることはなかったので、4年間で取れる刑法関連の単位はすべて取りました。ややこしかったです。

またもうひとつ、「なんで犯罪を犯すのか?」「どういう人が犯罪に手を染めるのか?」という犯罪心理学的な部分への興味が強くありました。

心理学部を目指していた名残なのか、そもそも心的な部分に関心があるのか、小さな繋がりを(勝手に)感じます。

 

この時点で高2の冬でした。多くの受験生は志望校も決めて勉強に励んでいます。でも不思議と焦っていませんでした。焦っていない状態が一番危ないってこれで学びました。泣いてません。

 

そして年が明けて期末テストが迫ってきた辺りで、なぜかお風呂で

 

「法学部っていいなあ。入りたいなあ」

 

 って思いました。なんでお風呂だったのかはわかりません。

 

 

本当に入学した

 

 

勢いで決めた大学に運よく受かりまして、法学部に入学できました。

 

1年目は法律よりも英語・第二外国語や一般教養系の授業が多かったんですが、2年目以降は好きな授業を受けることができました。

 

刑法と刑事訴訟法はもちろん、労働法や犯罪心理学の授業もとれたのでとても充実してました。心理学も選択科目にあったので2年間受けて、勉強たのしいなあって初めて思いました。

裁判の傍聴もしました!大きなモーションで「異議あり!」なんて言うはずがないので、心の中で付け加えておきました。わたしには成歩堂くんに見えたよ!!

 

 

卒業できた

 

 

向いていたのかどうかはわからないけど、とにかく楽しくあっという間に4年が過ぎ、単位は一つも落とさずに卒業できました。奨学金も貰いました。結果がお金で返ってくるなんて、なんて素敵なの…!

 

初めから司法試験を受けるつもりはなかったので、希望のエンタメ業界に就職しました。法律は特に絡まない業種ですが、それでも学んだことは活かせましたし、ちょっとしたことを聞かれることもあります。そういうときはちょっと嬉しくなります。

 

高校2年の冬まで全く選択肢になかった「法学部への入学」ですが、方向転換して良かったなあと思います。

逆転裁判が法律用語たっぷりの本格的なゲームだったらこうはならなかったのかもしれないと思うと、カプコンさんに足向けて寝られねっす…。

 

 ただ、なんで法学部入ったの?と聞かれると正直に答えてしまうので、大体の人に「こいつ阿保だな」と思われます。

ちょっと仲良くなると「馬鹿なの?」って言われます。わかっとるわ!!!

 

 

 

 

(最近は牧場に行きたい) 

 おわる!